こんにちは!サトルです!
全てのチームが練習や試合前には必ず行うキャッチボール。
勝てるチームと勝てないチームの差はそこで生まれています。
どんなに強いチームでも、どんなに弱いチームでも、
野球をするときには必ず行うのが、「キャッチボール」です。
その「キャッチボール」をどれだけ真面目に行うかが、
勝てるチームと勝てないチームの分かれ道になるのです。
キャッチボールの目的
キャッチボールにはどんな目的があるのでしょうか?
一般的な練習の流れとしては、
- ランニング
- 準備体操
- ダッシュ
- キャッチボール
- 打撃練習or守備練習
といった流れだと思います。
したがって、キャッチボールは、本格的な練習前(または試合前)のアップの一部と考えている人が多いのではないでしょうか。
たしかに、肩や肘を壊さないためには、アップが必要です。
十分なキャッチボールを行うまえに全力投球をすることで、
肩や肘を壊してしまう恐れもあります。
しかし、せっかく練習や試合のたびにキャッチボールを行うのであれば、
もう1ステップ、意識を変えるだけで、レベルアップできます。
キャッチボールは守備練習と思え!
キャッチボールに使う時間は、どんなチームでも15分~30分ほどだと思います。
短い方の15分だとして、毎日練習した場合に、1年間でどれだけキャッチボールしていると思いますか?
1年間でキャッチボールしている時間
1日15分を、週6日で、3月~11月までの9ヶ月間練習した場合、
(15分/日)×(25日/月)×(9ヶ月)= 3375分 = 約56時間
となります。
1年間で56時間もの時間、ボールを投げたり捕ったりしているのです。
これを、ただ肩慣らしのためにやるのか、もっと他のことを意識してやるのかでは、当然のように差がつくというわけです。
キャッチボールで意識すること
それでは、キャッチボールにおいて、何を意識すると良いのでしょうか?
その答えは、選手それぞれです。
最も重要なことは、ただの肩慣らしではなく、「何か目的を考えて取り組むこと」です。
とは言っても、どんなことを意識すると効果的なのか、いくつか例を挙げてみます。
- 捕球時に必ず正面に入る
- 捕球時に右足(左足)を踏み出して捕る
- 捕球後に素早く投げ手に握り替えまで行う
- 捕球後に、カットプレーの送球動作まで行う
- 投球時に軸足に重心を長く乗せる
- 投球後に踏み出した足一本で体重を支える
- 投球時にボールの回転を意識する
- 投球時に左手(グラブを持つ側の手)でしっかり壁を作る
- 遠投時は高く投げずに頭の高さで投げる
などなど、考えればいくつでもあります。
繰り返しになりますが、
ただの肩慣らしでキャッチボールするのか、
それとも、上記例のいくつかを毎回意識してやるのかで、
レベルアップの差がつくのは当然です。
質の高いキャッチボールをやった結果
私サトルは、小学生の時から、
キャッチボールの捕球時には、送球動作まで行うように指導されてきました。
(有難いことに良い指導者に恵まれたと思っています。)
その結果、今では、チームメイトから守備力を高く評価いただいています。
特に、打球を捕ってから送球までの速さは、誰にも負けないと思っています。
送球動作を速くすることは、肩を強くすることよりも簡単
捕ってから投げるまでを速くするということは、
肩を強くすることと意味は大差ありません。
むしろ、内野手であれば、
肩が強くて送球動作が大きい選手よりも、捕って投げるまでが早い方がメリットが大きいです。
ソフトバンクホークスのキャッチャーの甲斐選手も、
「自分は肩は強くない。送球動作を速くしている。」
と宣言されています。
肩を強くするためには、肩関節の柔らかくしたり、筋力トレーニングしたり、一定のトレーニングとある程度の才能が必要です。
しかし、送球動作の速さについては、繰り返し行うことによる「慣れ」で手に入れることができます。
ぜひ、皆さんもキャッチボールから意識して取り組まれてみてはいかがでしょうか。
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