こんにちは!サトルです♪
野球には色んなところに「確率」が出てきますよね!
戦術面に、その「確率」を取り入れていますか?
野球をやったり見たりしていると、いろんなところで「確率」が出てくると思います。
この記事では、その「確率」を戦術面に取り入れる必要性について書いています。
細かい戦術については、後日個別で記事を書いていきます。
野球でよく見る「確率」
野球では、無意識のうちに色んな確率を気にしています。
野球で使う「確率」、いくつ思い浮かびますか?
野球をプレーしたり、プロ野球中継を見たりしていても、いろんな確率が出てきます。
馴染みのある「確率」をピックアップしてみます。
- 打率
- 得点圏打率
- 防御率
- 出塁率
- 長打率
- OPS
- 被打率
- 守備率
- 盗塁阻止率
- 勝率
このように、簡単に思い出せるだけでも、たくさんの確率があることが分かります。
しかし、野球の練習や試合中に、このような「確率」を気にしているでしょうか?
プロ野球ともなると、スコアラーがいて、様々なデータを分析しながら、スタメン起用や投手起用などの戦略が練られていることと思います。
しかし、アマチュア野球においては、個人の能力にばかり目が行って、そこまでデータ分析に重きを置いている人は少ないのではないでしょうか。
ここでは、走・攻・守のそれぞれで考えるべき確率について取り上げます。
攻撃面における確率論
みんなは、自チームが攻撃イニングに入ったらどんなことを考えてますか?
自分の打席がいつ回ってくるかとか、打者の応援しなきゃいけないって考えてます。
確かにそれも大事だけど、そんなことでは良い結果はでません!
攻撃中における確率論を考えてみましょう!
まずは、攻撃中に考えるべき要素をピックアップしてみます。
- イニング
- 点差
- アウトカウント
- ボールカウント
- 打順
- 相手守備の能力
- 相手投手の能力
などなど、ほかにもあるかもしれませんが、大きなところでいくとこんなものでしょう。
例えば、甲子園中継での勝利監督インタビューでこんなフレーズを聞いたことありませんか?
この試合は5点勝負だと思ってました。うちのチームが先にこの5点を取れたのが勝因ですかね!
このように、試合に入る前には、相手の投手や守備の能力(防御率・守備率)と、自分のチームの攻撃力(打率・長打率)を比較して、この試合が何点勝負になるのかをイメージすることで、試合中の戦略が変わります。
また、個人の1打席を考えても、次のようなことを考えることで、自分に有利になります。
- 相手バッテリーが初球に投げる球種
- 初球ストライクから入るのか
- 相手バッテリーの配球
- 相手の守備シフト
これらはすべて確率で考えることができるのです。そして、ひとつずつ確率の高い方を選択していくことで、有利に試合をすすめることができるのです。
守備における確率論
次は守備について考えてみましょう!
守備中にはどんなことを考えていますか?
打球が来たらどこに投げようとか、エラーしたくないな~とか考えてます。
実は暇そうに見える守備の方が、考えることは多いんです!そんな守備における確率論を考えてみましょう!
守備って、見てる人からすると、「暇そうだな~」とよく思われます。
しかし、1試合の中で打球が1回も飛んで来ないこともあれば、4回も5回も飛んでくることもあります。
いつ来るか分からない打球に対して、常に準備しておくためには、いいプレーができる確率の高い選択をして、打球に備えておく必要があります。
そんな守備中に考えられる要素をピックアップしてみましょう。
- イニング
- 点差
- アウトカウント、ボールカウント
- 相手打者の特性(引っ張り?流し?パワーヒッター?など)
- 相手の攻撃パターン(強攻・盗塁・バントなど)
- 打者・走者の足の速さ
- ネクストバッター
- 天候(太陽の位置・風など)
などなど、簡単にピックアップしただけでも、意外と多いことが分かりますね。
守備においては、キャッチャーは常に頭を働かせていると思いますが、内野手・外野手は案外考えていないことが多いですよね。
例えば、1死走者3塁というピンチの場面でも、試合序盤なのか?それとも試合終盤なのか?さらに、試合終盤でも1点差で勝ってるのか、5点差で勝ってるのかによっても、守備の仕方が変わります。
また、同じく1死2・3塁のようなピンチの場面で、バッターがその日絶好調のバッターで、ネクストバッターは調子の悪いバッターということが分かっていれば、敬遠策も判断できます。
さらに、一人の打者との勝負においても、次のようなことを考えることで、アウトにできる確率が上がります。
- 初球から振ってくるか?
- 引っ張りタイプか?流しタイプか?
- 足は速いか?遅いか?
- パワーヒッターか?
などなど。
例えば、パワーヒッターで引っ張りが強いバッターであれば、守備位置を極端に動かしてみるのも作戦のひとつです。よくメジャーリーグで見ますよね!
走塁における確率論
最後に、走塁について考えてみましょう!
走塁中に何を考えていますか?
走塁なんて、ただ速く走ることしか考えてません!
実は、走塁は瞬時の判断が必要になるため、プレーが発生する前に色んなパターンの確率を考えておく必要があるんです!
野球における走塁とは、アウトかセーフかの2択しかありません。しかもそれが一瞬の差で決まってしまいます。
その一瞬を勝ち取るためには、目の前で発生するプレーに対して、瞬時の判断が求められます。
そんな走塁で考えられる要素をピックアップしてみましょう。
- 盗塁するタイミング(ストライクカウント)
- 相手守備の守備位置
- 相手守備の肩の強さ
- 相手守備の制球力(送球の精度)
- イニング、点差
- ネクストバッター
例えば、盗塁について考えてみましょう。
相手バッテリーが警戒しているときに盗塁するのと、警戒心が薄れたときに盗塁するのとでは、盗塁成功率は変わります。
また、ストレートを投げたときか、変化球を投げたときかでも、盗塁成功率は大きく変わるでしょう。
このように盗塁ひとつにしても、成功確率の高い時にいかにスタートを切れるかを考えなければいけません。
次に、2塁ランナーが1ヒットで本塁を狙うかどうかにおいても、一瞬で複数の要素を考えなければいけません。
- 外野とカットマンの肩の強さ
- 送球が逸れる確率
- ランナー3塁にしたとして、ネクストバッターがヒットを打てる確率
- ランナーの走力
要は、このまま本塁を狙った時に得点できる確率が高いのか、ランナー3塁にしてもその後で得点できる確率が高いのか、これを瞬時に判断する必要があります。
まとめ
以上のように、野球というスポーツは、ただ打って投げて走るだけのように見えますが、しっかり頭も働かせて、その一瞬での判断が勝敗につながっていくのです。
勝つためには、一つ一つのプレーを、確率の高い選択をすることを連続していくことで、試合を有利に進めていきましょう!
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